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江別経済ネットワークが発足した2002年9月、「江別ブランド」という言葉を考える大きなきっかけがありました。江別産の「ハルユタカ」という小麦が、全国テレビネットの対決型料理番組の食材として取り上げられたのです。江別に住んでいても、大多数の市民は「ハルユタカ」という名前も江別が優良小麦の産地であることも知りませんでした。そして、実はこの「ハルユタカ」は、全国の手作りパン屋さんの間で極めて価値の高い品種として扱われていることもわかりました。続いて、全国テレビネットの2002年末ラーメンスペシャル番組で札幌の有名ラーメン店がグランプリに選ばれました。実はこのグランプリラーメンに使用されていた「麺」は、当会の複数の会員が勤めている市内の製麺会社(株)菊水が「ハルユタカ」などを使用してつくったものだったということが、例会の場で話題となりました。このような出来事から、全国に誇れる素晴らしい小麦「ハルユタカ」は江別のブランド素材だという認識が定着し、「ハルユタカ」でつくった「麺」も江別のブランド食品になり得るという認識が生まれました。 その後、「江別ブランド」という発想は一気に広がりを見せ、当会の中で「江別ラーメン」の商品化を目指そうという動きが生まれました。 (なお、この発想は、「ハルユタカ」に並ぶ他の素材も掘り起こし、全国に情報発信しようという「第1号プロジェクト 江別ブランド事典」の基礎でもあります。)
第2号プロジェクトとなるまで
1.有志による「江別e-プロジェクト(ラーメン)部会」結成
2002年末のラーメンスペシャル番組が放映される前ですが、既に(株)菊水や江別製粉(株)、江別麦の会それぞれに所属する会員が協力して「江別4大学ラーメン+1」という構想を練り、2002年11月1日第1回例会でこれを発表しました。この構想は、江別市内にある4大学それぞれの学食ラーメンを各大学の個性的なラーメンとして確立し、同時に江別を象徴するような「江別ラーメン」(「+1」にあたるラーメン)を確立しようとするものでした。発表後、当会の中でこの構想に賛同したいという会員が集まり、「江別e-プロジェクト(ラーメン)部会」を結成しました。まず“江別ラーメン”の部分を具体化しようとする計画が始まり、①市内の生産者が作った江別産小麦のブランド化、②これを市内の製粉会社が小麦粉にし、市内の製麺会社がラーメンにするという「産地が明確で安全なブランドラーメン」づくりを目指して開発がスタートしました。このとき、このラーメンを「江別れんがラーメン」と名付けました。
2.「江別れんがラーメン」から「(仮称)江別ブランドラーメン」へ
2002年末のラーメンスペシャル番組が放映されたことにより、江別産小麦「ハルユタカ」はさらに注目を集め、「江別ブランド」という発想は当会が目的とする地域経済活性化にとっての重要な要素のひとつとなりました。この流れの中、「江別れんがラーメン」の開発は進み、2003年3月20日第2回例会における江別産・道内産小麦と外麦それぞれでつくった食品の比較型試食会で、パンや焼き菓子などとともに会員で試食してみました。また、2003年4月には、テレビ道内ネットの市町村紹介番組において、江別の取り組みとして「江別れんがラーメン」が紹介されました。 「江別e-プロジェクト(ラーメン)部会」は、具体的に「ラーメンにする」という役割を担う(株)菊水に所属する会員を中心に、「江別れんがラーメン」を基礎に麺やスープ、小麦の風味を生かす食べ方などの研究を進め、その結果、温かいラーメン以外にも江別産小麦を生かした美味しい食べ方があることがわかりました。2003年11月21日第4回例会において、「江別e-プロジェクト(ラーメン)部会」は研究成果を発表し、「(仮称)江別ブランドラーメン」の試食会を行いました。同時に江別経済ネットワークとしてのプロジェクトにしたい旨を提案しました。当会としては会員の多くが何らかの関わりを持てることから、この例会にて「第2号プロジェクト」と位置付けました。
第2号プロジェクトになってから
1.主な進捗状況その1~麺を特徴に
「(仮称)江別ブランドラーメン」が当会の第2号プロジェクトとなったことにより、さらに参加・協力したいという会員が集まり、当初4名だった「江別e-プロジェクト(ラーメン)部会」は、22名で構成する「江別ブランドラーメン部会」という当会の正式な部会組織になりました。2003年12月には、試食会のアンケート結果に基づき、食べ方について小麦の風味を最大限に生かすことのできる「つけめん」や「サラダ風めん」という方針を決めました。これは、全国の「○○ラーメン」といわれる各種のラーメンがスープや具を特徴としているのに対し、「(仮称)江別ブランドラーメン」は「麺」の風味を最大の特徴と位置付けるものでした。 2004年2月20日第5回例会では、まず、「つけめん」を具体化すべく江別市民会館内のレストラン「マキシドルパ」様のご協力をいただき、「(仮称)江別ブランドラーメン」と江別産の食材を利用した「麦の里えべつ つけ麺御膳」を発表し、実際に出席者全員で食べてみました。会員の間から「コシのある食感が良い」、「小麦の香りがして美味しい」などという声が上がり、プロジェクトとして順調に進んでいることをあらためて認識できた場となりました。 2004年3月29日には、江別経済ネットワークの第1号プロジェクトである「江別ブランド事典」の本稼動を祝うために開催した「江別ブランド事典キックオフセレモニー」において、今後の江別ブランドの代表的な存在となるとして「(仮称)江別ブランドラーメン」がメインメニューに選ばれ、参加者全員で食べてみました。第5回例会の時よりもさらにコシのある麺が参加者に提供され、たいへん好評だったため、市民に発表できる日も近いと感じることができました。
2.主な進捗状況その2~「江別小麦めん」誕生
さて、「江別ブランドラーメン部会」では「(仮称)江別ブランドラーメン」の正式な名称をなんとするのか検討してきました。2004年4月、市民への発表会を前に、①江別産小麦「ハルユタカ」などを使用し、「麺」の風味を最大の特徴と位置付けていること、②食べ方は「つけめん」や「サラダ風めん」という方針にしていることなどから、ラーメンの製法でつくってはいるものの、あえて「ラーメン」とは呼ばず、「江別小麦めん」と呼ぶことにしました。 2004年4月24日、いよいよ市民に「江別小麦めん」を発表する日がきました。『麦の里えべつ」シンポジウム&発表会』にて、「江別小麦めん」は「江別小麦パン」「江別小麦焼き菓子」とともに市民に発表されました。また、「江別小麦めん」をメニューに加えることにご協力いただける市内の飲食店も現れはじめ、少しずつですが順調に「江別小麦めん」の普及が始まりました。 2004年5月29日、「江別小麦めん」の家庭用商品の販売が、江別市内限定で始まりました。商品名は「あったかつけめん」と「ひんやり中華」の2種類で、販売は江別市内のみですが、やっと家庭でも調理できるようになりました。 その後「江別小麦めん」は、江別市内にある大学の学食や江別市の学校給食にも採用され、またメニュー化していただける飲食店も約20店にまで増えました。それぞれがオリジナルメニューに挑戦し、つけめんのほか、温ラーメン、パスタ風など、いろいろな食べ方が生まれています。家庭用商品も、冬期間は「ひんやり中華」の代わりに「味噌ラーメン」を販売することになりました。
3.主な進捗状況その3~その年ごとの小麦ブレンド
江別は石狩地方でも有数の小麦の産地で、市内生産者は「ハルユタカ」のほか、「ホロシリコムギ」「春よ恋」「ホクシン」といった品種も作付しています。「江別小麦めん」は、その前年に収穫された江別産小麦のおいしさを最大限に活かした麺になるよう、当会がその年ごとに試食を重ね、品種をブレンドします。
小麦(粉)ブレンドの状況
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バージョン
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小麦(粉)品種の配合率
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2004年版 (2004年4月~)
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「ハルユタカ」「ホロシリコムギ」ともに50%ずつ
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2005年版 (2005年3月~)
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「ハルユタカ」30%、「ホロシリコムギ」50%、「春よ恋」と「ホクシン」が10%ずつ
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2006年版 (2006年3月~)
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「ハルユタカ」60%、「ホロシリコムギ」40%
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2007年版 (2007年3月~)
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「ハルユタカ」65%、「ホロシリコムギ」35%
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2008年版 (2008年3月~)
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「ハルユタカ」50%、「ホロシリコムギ」50%
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4.主な進捗状況その4~市内限定版と全国出荷版
現在、家庭用商品の「江別小麦めん」は、江別市内限定で販売しているものと、全国に出荷しているものがあります。この違いは次のとおりです。
江別市内限定版
江別市内の食料品店と一部通信販売のみで販売している家庭用商品です。
(株)菊水が、「江別小麦めん」専用の特注製麺機を使ってつくっています。この製麺機は、コシの強いうどんをつくる様子を参考にして特別に導入したものです。その製麺方法の関係上、1日約1,000食までの生産となります。出来上がった麺は、最後に人がもんで仕上げます。この「人の手による」こだわりが「江別小麦めん」のおいしさをさらに引き立てます。 パッケージについては、2005年8月から、江別市民の描いた絵を採用する試みを始めました。写真は、2006年版(春・夏)のパッケージです。小麦に関する体験学習を行っている市内「大麻東小学校」の5年生(2005年当時)が描いた絵の中から「江別市食育推進協議会」が表彰した作品を、今回採用させていただきました。「あっかたつけめん」「ひんやり中華」それぞれ2種、合計4種類となります。 (各2食パックで定価472円(税込み))
江別市内限定版


全国出荷版
こちらは、江別市内限定版と同じ材料でつくっていますが、製麺は通常の製造ラインを使っています。1日約1,000食までしかつくれない江別市内限定版の「大量生産版」と言えます。現在では、江別市内はもちろん、関東、中部、関西圏を中心に全国に出荷しています。こちらの麺は、(株)菊水が商品化している様々な家庭用ラーメンに使用されており、各パッケージには商品名とは別に「江別小麦めん」と明記されています。 写真は、各種商品の中でも一番売れているシリーズです。パッケージには、「江別小麦めん」の原料となる「江別産小麦」の生産者のみなさんと小麦畑を掲載いたしました。「小麦生産者の顔が見える商品」を目指し、また「江別」という名前の浸透を目指し、全国に出荷しています。
全国出荷版

江別小麦めんMAP

江別ブランドラーメン部会幹事会
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職
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氏 名
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所 属 な ど
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部会長
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佐久間 良博
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江別麦の会/江別製粉(株) 取締役営業部長
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副部会長
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杉野 邦彦
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(株)菊水 常務取締役
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事務局長
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佐々木 邦俊
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(有)デジタルコンテンツ 取締役
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幹事会長
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森 陵一
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(特活)やきもの21 理事
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幹 事
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萩原 英樹
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江別麦の会/小麦生産者
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幹 事
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山本 嘉彦
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江別麦の会/江別製粉(株) 取締役製造部長
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幹 事
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山口 小百合
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江別麦の会/江別製粉(株) 営業部
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幹 事
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佐藤 博道
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江別麦の会/江別市経済部農業振興課 課長
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幹 事
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大川 直久
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江別市経済部商工振興課 主査
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